過食症の始まり
過食に陥る人々の多くは、自分で自分を責め続けています。「また過食してしまった」「また吐いてしまった」の繰り返しで、どんどんどんどん自己肯定感が下がり続けて下げ止まらず、負のループに飲み込まれ、さらなる苦しみに落ちていく。心身ともに。
こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。
わたしの場合、過食症の始まりは、ふとした言葉を脳に焼き付けてしまった事に起因しています。
「食べなきゃ痩せる」
「食べても吐けば太らない」
10代半ば〜20代というのは「モテたい」「やせたい」時期ですよね。一方で学生時代というのは成長期でもあるし、食欲が止めどなく溢れてどうしようもない時期です。
食べたい。でも太りたくない。それで「ダイエット」という言葉が常に脳裏にチラつき、当時人生の目的の様になっていました。
「食べたい」「でも食べたら太る」
そんな時に目にした
「食べなきゃ痩せる」
「食べても吐けば太らない」という言葉。
そこに希望を見てしまった事が、わたしの失敗の始まり。人生を間違えた方向に大きく踏み外す原因となる、はじめの1歩でした。
高校1年。放課後。部活前。お腹が減って仕方がなかった。それで部活の前に菓子パンを食べる様になったのですが、太りたくなくてそれを吐く。上手く吐けなかった時は「ああ、今日は今食べた分が消化されてしまう、太ってしまう。吐かなきゃ吐かなきゃ…」と気もそぞろに部活をこなし、帰宅後、自宅での夕飯を食べた後に戻して1日のカロリーの帳尻を合わせようとする。
そんなきっかけで始まった、あまりにも不健康な高校1年生の頃からの過食嘔吐の習慣が、その後10年間も続く事になるのです。時を経る毎に過食嘔吐はさらにエスカレートして、心身ともにおかしくなり、自殺願望を持つ様になるまでに長い時間はかかりませんでした。
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