極端すぎたわたしの運動プラン
めっちゃ動けばそのぶん痩せる!かつてわたしはそう信じてガムシャラに泳いだり走ったりして、さらに負のループに嵌っていきました。
こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。
摂食障害に陥っていた頃のわたしは「ゼロ」か「10点満点か」の「0・10思考」でした。
今日は運動したか、してないか。
やるべき量を全てこなしたか、こなしていないか。
ゼロか10か。
そんな思考回路は、よく言えばストイックなのですが、とても極端な思考です。多くの人は息苦しく感じるでしょうし、一部の人には快感でしょう。
そういう思考回路だったからこそわたしは、時にものすごく極端な鍛え方をしてフラフラになり、そのうち続けられなくなり、落ち込み…しばらくしたらまた極端な運動を始め、極端すぎてまた挫折して…を、繰り返していました。
ゼロ・10思考は、摂食障害の回復の足枷になるというのがわたしの持論です。
ゼロ・10思考の様な生真面目さとストイックさを持っているからこそ摂食障害に陥ってしまった…という人が、患者には多い気がしています。という事は、ゼロ・10思考を緩める事さえ出来れば回復の光が見えてくる人は多い、と言っても過言ではないと思うのです。
摂食障害の人は、回復・社会復帰を目指すのであれば必ず医師やカウンセラーから「適度な運動」をアドバイスされるでしょう。
その時にどうか、「運動を出来なかった自分」を責めないで欲しい。
今日できなくてもまぁいっか。明日がんばれば♪そう思って欲しい。予定より少ない量しか運動出来なくても、それを良しと認めて欲しい。間違っても「今日は出来なかった!明日は今日できなかった分を取り返す!いつもの2倍頑張らないと!」とは考えないでほしい。回復に必要と思われる総運動量に厳しくならず、日々のゴールやノルマも緩めてほしい。
でも一方で決めて欲しいゴールがあります。
頑張る期間。最長でも3カ月。まずは短く1週間〜10日ぐらいから始めても良いでしょう。
「ここ」までは「ゆるく」「がんばる」
その「ここ」だけは決めて、ゴールの日時まで頑張る。でも日々の目標をゼロ・10思考で考えず、2や8の日も自分を認めながら「ゆるく」頑張る。
そして「ここ」と決めた期間を超えて頑張る事はしない。予定の期間を頑張ったら、必ず休んで、その期間に頑張れた事を減点方式でなく加点方式で振り返って欲しい。何も加点ポイントが見つからなかったら、「その期間」「頑張ろうという意識と共に過ごした」という事実だけでも抱きしめて喜んでほしい。なによりもあなたはその期間、生きながらえたのだから。
10年以上回復にかかったわたしからアドバイス出来る事があるとすれば短期集中です。
わたしの様に出来ない自分を責めながらズルズルと10年も頑張ってはいけません。
「この期間だけ」「出来ることを出来るぶんだけ」それを繰り返す方が、回復への近道だと思います。
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