ベテラン摂食障害女の、その後の人生。

病院に頼らずに心身ともに社会復帰したい人のお役に立てればと思い、過去の経験を綴ります。

吐いてるとこ、見ないで

摂食障害に陥る人の中には「自己肯定感が低い人」というのが多い気がしています。

 

こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。

 

自己肯定感が低い人は、そもそも人に見られたくない。自分の事を見られたくない。自分に自信がないから。人目についたらそれだけで「あの人変」て思われないかな?わたし、どこか変じゃないかな?って不安になる。道を歩くだけで不安で心配です。

 

さて、そんな人が過食症になってしまったら大変です。「いっぱい食べてるの見つかったら『アイツおかしい』って思われるよね?こんなに沢山買って、全部自分で食べるのバレてるかな?3人分買い出しに来たって思ってもらえるように全部3つずつ買ったから、大丈夫だよね?」

 

とにかく人目が気になる。

買う時気になる。食べてる時も気になる。

そしてそれはエンドレス。

 

1度過食嘔吐して、また次の分を買いに行ったら、あるいは食べにお店に入ったら、「またさっきの人だって思われるかな?『あれ?あの人さっきは別の店にいたのに』とか、前の行動も見てた人がいたらどうしよう」

 

わたしは酷い時は朝から晩まで食べて吐いて食べて吐いて食べて吐いて…だけをエンドレスに繰り返していましたからね…。

 

そんな自分を、誰にも見られたくなかった。生きててごめんなさい。お目汚しすみません。見つかってごめんなさい。とにかく外に、お日様の下に出るのが辛かった。でも家の中は家の中で親から虐待されていたから、家にいる事も辛かったのですがね。

 

もう、本当に、早くこの世から、早く消えてしまいたかった。

誰にも見られない、見つからない、アイツ変だアイツおかしいと言われない世界へ行きたかった。

 

24時間のうちで1番「わたしを見ないで」という気持ちで過ごしていたのは、過食したものをトイレで吐いている時でした。

 

こんな汚い女でごめんなさい。

胃酸で口がくさいんです。

汚くてごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。このトイレを次に使う人もごめんなさいごめんなさいごめんなさい…

 

全てに「ごめんなさい」と思いながらやり過ごしていました。

 

 

もし、昔のわたしと同じ状況に今陥っている人がいたとしたら、わたしから言えることはただ一つ。

 

「大丈夫。本心から望めば、治る。まだ変われるよ。生きられるよ。」

 

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食べてるの見ないで

人と食事むり

トイレで並んでごめんなさい