ベテラン摂食障害女の、その後の人生。

病院に頼らずに心身ともに社会復帰したい人のお役に立てればと思い、過去の経験を綴ります。

強迫神経症

わたしはものすごい回数、手を洗います。

 

こんばんは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。

 

昔、過食嘔吐型の摂食障害だったので、どこかに吐いたものがついていないか不安で不安で。

父からは「ブス」「ブタ」「バカ」「汚い」と常に言われ続けていたので、せめて手だけは汚くない様に、気になって気になっていつも何回も洗っていました。他にも気になっている事や何回もしてしまう事、何回も考えてしまう事は沢山あるのですが…まぁ、強迫神経症と名乗るのは誇大表現でしょう。普通に社会生活が送れるくらいには今は回復していますし。

 

そんなわたしの横に、カフェで今日、ガチの強迫神経症の男性がやって来られました。

 

まず、初対面のその男性は席に着く時、わたしが「汚いか汚くないか」が気になった様で、じーーーーーっと見つめて来られました。

 

椅子席はコロナで使用禁止の為2人ともソファ席に座っていたので、私の領地と彼の領地の境目がその方は気になって気になって仕方がない様子。その男性はご自分の持ち物をソファに置くときに、領土エリアのソファをパタパタと手ではたき出した。わたしの領地と思しきラインとの境目を気にしながら。音がするので気になって見てしまったのですが、目があった時に「すみませんね。強迫神経症なんですよ」と言われました。

 

おぉ。そうか!強迫神経症なのか!

自ら申告てしてくださったおかげでわたしは、とても気持ちが楽になりました。

そうか!それでその振る舞い!そりゃ、私のこともお店の人もお店の備品も気になって仕方ないよね!よかった、この人はわたしに危害は加えない。でも、他人と近い距離は好まないだろうから居心地悪いだろうな…大丈夫かな…

「あの、わたし、1つ席ズレますね!」

そう言うと喜ばれました。

 

彼はやはりその後、驚きの滞在時間の短さで店を後にしたけど、その背中に「お疲れ様!」と心の中で呟きました。

 

お互い、生きづらいよね。

 

みんな、いろんな問題をかかえて頑張ってるんだなぁ。

 

 

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