「人は間違える」という大前提
「わたしも間違える。あなたも間違えているかもしれない。」このスタンスでいると、少し身体の緊張がほぐれる気がしています。
こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。
摂食障害に陥る人は、強烈な自己否定だったり、他者否定だったりを、自分自身の心身にぶつけ、その自分への暴力が摂食障害という形で現れている…そんな状態の方が多いのではないでしょうか。
自己否定も他者否定も、何か、自分の中に基準があって起こります。
「普通は○○だ!!」
それに比べて劣っているわたしは、何て惨めなんだろう。
○○でないあの人は間違っている!何て酷い人なの!!
自分の中の基準や理想とのズレに対して「許せない」と思うから、ストレスが生じる。しかも、それが原因で摂食障害が始まり、さらには長期化してしまっているのなら、その「基準や理想」は、疑ってかかった方がいい。
間違えているのはあなたかもしれないし、あの人かもしれないし、世間や社会かもしれない。
《誰だって間違える》
その前提で動くと、争いは減らせます。
しかし、どうしてもこちらからお相手に間違いを伝えなければならない場面というのは存在するでしょう。その時の伝え方は、大きくは2パターン。
「もしかしたらわたしが間違ってるかもしれないけど、あなたの○○って、もしかしたら☆☆である可能性もありませんか?」
このスタンスだとお互いにソフトで角が立たない。もしもこの切り出し方で相手がキレて来る様なら、その方は話し合いが不可能な、話し合おうとするだけ無駄な方です。何とか離れ、関わり合いにならない事が賢作です。
「普通は☆☆じゃろうがー!アンタおかしいよー!」
俺は間違ってない。お前が間違っている!
このスタンスだとケンカになります。勝ち負けになる。争いになる。常在戦場。これは苦しい。何でもかんでもいつでも何処でも戦い続ける必要・勝ち続ける必要なんてないのに。
だったら、自分が楽になる為に、こちらから先に負けてしまえば良いと思うのです。
わたしは「負けるが勝ち」というスタンスの有用性に、摂食障害の渦中では気づけませんでした。しかしこれに気づくと、本当に楽になる。今ならそう思います。
「人は間違える」
それはわたしかもしれないし、あなたかもしれない。「誰しも間違いはある」という大前提で、あなたの心の中で誰しもが対等であれたら、少しストレスが減り、生きやすくなるかもしれません。
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