ベテラン摂食障害女の、その後の人生。

病院に頼らずに心身ともに社会復帰したい人のお役に立てればと思い、過去の経験を綴ります。

許せない人というのは

昨日の続きを書きます。「許せない人」「人を許さないあなた」についての追記です。

 

こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。

 

 

すごく恨んでる人がいて。許せない人がいて。死ねばいい、不幸になればいいと呪っている。

 

その状態って、キツいはずなんです。

 

どんなに「正しいのはわたし!アイツがおかしいと証明したい!」と願っていても、自分が被害者であり続け、加害者を貶める事に自分の全人生を捧げる続ける生き方というのは、長期化すればするほど苦しい。自分の時間を自分の幸せの為に使う事が出来ない状態ですから。

 

しかしながら「愛こそ救い。加害者を愛せ、許せ」と言うのは、今苦しんでいる方にとってはこれ以上の暴力はないくらい、ツライ説教です。

 

恨んでいる。呪っている。許せない。

その状態は、恨まれる事をした人よりも、今恨み続けている本人の方がツライ。恨まれている方はその事に気づきもせず、ケロっと過ごしている一方、恨んでいる人は、「人を恨み続けている度量の狭いわたし」「他人を許す事が出来ない心の冷たいわたし」と、『人を許さない自分』が嫌で、苦しんでいるかもしれない。

 

人を恨む人生から抜け出したい。

でも許そう許そうとどんなに努力しても、仕返ししたい気持ちが離れない。こんな自分が嫌になる。

 

こんな悩みを持ち続けるのは、本当にツライ事です。ならばそこからどう脱するか。

そんな人はまず、自分を許す事から始めるべきだと思います。

 

「人を許せないわたしを、わたしは許そう」

「わたしはわたしを許そう」

 

まずはそれを毎日毎日呟く事から始めると良いと思います。

すると、自分の気持ちが少しずつ緩んでくるかもしれない。自分に優しくなれたら、自分の心の器にすこし余裕が出来ます。すると、許せないターゲットその人だけは無理でも、他の人には優しくなれるはず。

 

焦らず、少しずつ、毎日呟くのです。

 

そうして、自分自身を生きる時間を少しずつでも取り戻し、振り返った時にいつか、恨んでいた事すら忘れられていたら最高ですね。

 

わたしはわたしをゆるします

わたしはわたしをみとめます

わたしはわたしをあいしています

 

まずは、自分に優しく。

自分を許す事からはじめましょう。

 

わたしは今でも毎日、呟いています。

 

 

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