当時は死にたくて、幸せなんて見当もつかなかった。
未来リナさんの記事を読みました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c9b4130539b2c429a9875425d24968c89a22e43?page=1
こんばんは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。
〈今、摂食障害などつらい思いをしている人に伝えたいのは、原点に戻るということ。幸せな人生を経験するための乗り物、容れ物として、あなたの体を捉え直すことから始めてほしい。体のおかげで今の自分があるという原点を思い出してほしいのです。 自分の中の、食べ物のルールに囚われそうになった時、『人生が終わるまで、一生その生活を続けるの?』と問いかけてみてください。あなたが生きたい人生、本当の幸せを、立ち止まって見詰めてもらいたいと思います〉
↑記事の3ページ目のこの部分に、反発心を抱いてしまった自分がいます。
あぁ、元気な人の意見だ…
そう思ってしまいました。
わたしは摂食障害の頃、とにかく死にたかった。この過食嘔吐を続けていたらいつか死ねるはずと、期待していた。身体が衰弱していく事に少なからず喜びを感じていた。
死にたい。早く死にたい。
それだけだった。
原点に戻る?
原点なんて、そもそもなかった。
幸せなんて、知らなかったから。
幸せって、何かわからなかったから。
毒親からの支配から逃れたくて、とにかく早くこの世から消えたかった。
この人生でいいの?と我が身に問いかけようにも、他の人生を知らなかった。
自分の人生が良くない事だけはわかっていたけれど、そんな親の元に生まれた人生を変える事は出来なくて、だったら死ぬしかないじゃないかと思っていた。
当時はネットもなかったし。
わたしの世界は、親が全てだった。
その親が異常者だと気付いてはいたけれど、当時は毒親なんて言葉もなかったし。
人生を自分で選べる事を、当時のわたしは知らなかった。
今の子は、知れる。
自分の人生を、選べる。
素晴らしい事だと思います。