ベテラン摂食障害女の、その後の人生。

病院に頼らずに心身ともに社会復帰したい人のお役に立てればと思い、過去の経験を綴ります。

変身願望

「今とは違うわたしになりたい。」

そんな願望や強迫観念から摂食障害に陥る人は多いものです。

 

こんばんは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。

 

 

痩せたいあまりに拒食症になる、というのは1番わかりやすい例でしょう。

過食嘔吐の人も、一部の方はそれです。痩せたい。でも食べたい。だから、食べて吐く。

 

どちらも、今とは違う「もっと痩せてキレイな自分」を夢見て、現実逃避している。

本当に現実を見られている人なら、痩せ過ぎも食べ過ぎもしないはずです。だってそんなの、美しくありませんから。

 

具体的にどれだけ痩せて、どんな服で、どんなヘアメイクで、どんな所にどんな人といる自分が好きか。その未来を明確にイメージ出来ている人は、摂食障害の沼に5年も10年も嵌り続けないものです。「今とは違うわたしになりたい」と、漠然となんとなく、今より良さそうな未来をふんわりと夢見ていて、今の自分への自己否定が強い人。こういう人は、長期化しがちかもしれません。わたしがそうでした。

 

自分が嫌い。

キレイになりたい。

痩せたらキレイになれるはず。

 

まだ見ぬ理想の自分を夢見て、その姿と現状とのギャップにストレスが余計に強まり、過食がエスカレートして行きました。

 

自己否定。

 

これは、わたしにあらゆる病を呼び込みました。強すぎる自己否定は、変身願望を呼び起こし、それに長い間失敗し続け、心身のバランスを崩してしまった。

 

 

自己否定。

変身願望。

 

かつてのわたしの様に、そこから摂食障害に陥ってしまっている方は…

そうですね。

同じ空間で過ごす事で、あなたが自分で自分の事を好きになれそうな人と、一緒にいる時間を作るとか。

ネット上だけの関係でもいいから、分かり合えた気になれるだけでもいいから、新しい友達を作るとか。

 

環境を変えて、自分を見つめる時間を作る。

関わる人が変わると自分自身の視点も変わります。

 

等身大の自分でいられる場所・時間を見つける事が何より大切なんじゃないかと、わたしは思います。

 

食事なんかより、そこが病巣かもしれません。

 

 

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