ベテラン摂食障害女の、その後の人生。

病院に頼らずに心身ともに社会復帰したい人のお役に立てればと思い、過去の経験を綴ります。

Mrs.エリザベスマフィン

昔から洋菓子が好きでした。

 

こんにちは。かつて15〜25歳までの10年間摂食障害だった、アラフォー主婦のユイカです。ちなみにわたしは主に過食・嘔吐型でした。

 

今朝、エリザベスマフィンの「ピーチクランブル」という夏の期間限定商品を食べました。エリザベスマフィンは、わたしが中学高校の頃から通っている、マフィン・クッキー・スコーン等を販売する焼き菓子店です。かつては羽田空港内にも店舗を構えていました。

 

中学高校の頃。マフィンもスコーンもクッキーも、どれだけ食べたかわからない。

 

バナナマフィンを食べればバターリッチやチョコレートマフィンが食べてみたくなり、季節限定品を1つ食べれば全てを食べてみたくなり。

過食モードが激しい時は、店内全種類一気食いをしたくもなった。しかし、店内でそんなに大量に食べるのは恥ずかしく、それもまたストレスになり。自分の食欲と他人の目と罪悪感と理性と闘っていました。

 

今朝は、ピーチクランブルをスプーンでひと掬いだけ食べました。甘すぎて、全部一気に食べられなかった。しかしだからといって他の甘すぎないエリザベスマフィンの別の商品が食べたくなるでもなく。かつては棚の右から左まで全てを食べ尽くしたいと思っていたのに。あの時の欲望や衝動は何だったのだろうか。どこへ行ったのだろうか。

 

消えて欲しい。消し去りたい。当時そう思い、苦しんでいた過食欲。

 

20年もすればそんなものは完全に消え、食欲に身体が追いつかなくもなる。

 

食べ物に対してこんなにまともな理性や感覚が働く様になるだなんて。渦中では気づかなかった。

 

今、過食に苦しんでいる若い人にわたしから言える事があるとすれば。

 

やり尽くしたら、それは去ります。

 

死なずには、いて欲しい。

 

でも、やり尽くすと、いつかは止まります。

 

だから悲観しないで。

自分の気持ちや感覚と向き合ってください。

 

#過食 #拒食 #摂食障害 #Mrs.エリザベスマフィン